「きゃぁ!!何!?今度はキーツ!?」セレンに抱きつくチリ。
「……ズズッ…。。何だかなぁ…。。誰だよ…噂してんの…」
鼻をさすりながらグチグチと文句を言う。
「タロ様がキーツの悪口言ってるんじゃないのぉ〜?」チリはニヒヒと笑う。
それにつられて周りもクスクス笑う。面白くないキーツ。
「あ…そうだ。こっちからタロさんに連絡出来るっつったよな?」
「ええ、ニンフに集中すれば出来るって…」赤いニンフを見るセレン。
「ねぇ!ねぇ!やってみて!キーツ!」ワクワクしたチリが言う。
「……って…。。どうやんの?」ボーゼンとする一同。
「え!?やり方分からないの??」アルテが焦って突っ込む。
「だって!聞ーてねーもん!タロさんやり方教えてくれてねーもん!」
「とにかく!!キーツはニンフに集中してみて!
そして、語りかければいいのよ!」チリが言う。
そう言われてキーツはニンフに気を集中し、心の中で語りかけてみる。
「タロさん…?タロさ〜ん?」多分無理だろうと思われたそのとき
「キーツですか?どうしました?」
…普通に返事が返ってきてしまった。意外に簡単だった。
「おわ!通じてる!すげー!!」はしゃぐキーツ。一同も安心をする。
「先生、何か分かりましたか?」レオが問う。
「タロさん、何か分かった?」代弁するキーツ。
「ええ、色々分かった部分はありますが、全て正しい情報とは言えません。
しかし、セレンさんに伝えておいて下さい。
アンディはそう簡単に危険なメには合わないのだと。」
「マジっすか!?」喜ぶキーツ。皆は何だか分からずヤキモキする。
ニンマリ笑ったキーツは振り向いて言う。

「アンディはそう簡単に危険なメに合わねーんだって☆(`∀´)v」